ラッコリンの小部屋
バンクーバー便り31~『日系人と新移住者』を掲載しました。 投稿日:2024.10.24

皆さん今日は。バンクーバー便り31を『ラッコリンの小部屋』の資料室に掲載しました。

今回のテーマは『日系人と新移住者』です。バンクーバーは日本人として初めてカナダに移住した土地です。その後、バンクーバーに日本人社会が生まれるほどに移住者が増え、この人々は日系人と呼ばれました。しかし太平洋戦争が始まると日本とカナダは敵対国となり、日系人は敵性民族とみなされて土地財産は全て没収され、日系人はカナダ内陸地に強制移住させられました。戦後、カナダ政府は強制移住が誤った政策であったことを認め謝罪しました。

戦後、カナダに移住して生きた日本人は新移住者と呼ばれ、カナダで新たな活動が始まりました。しかし、戦前に築かれた日系人はカナダ全土に分散されたため、バンクーバーの日系人社会は霧散し、新移住者との間には見えない隔壁が生まれることになりました。現在はこの隔壁を取り除くための努力も始まっており、日系人と新移住者が協力してモザイク主義のカナダの中に日本というピースが輝く日の来ることを願っています。

日系人と新移住者の視点からカナダを知ることも大切だと考えて、今回の便りを掲載しました。ご一読いただければ幸甚です。

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