

バンクーバー便り25『サマー・スクール』
投稿日:2024.07.16
皆さん今日は。
今回のバンクーバー便り25では『サマー・スクール』についてお話をします。昭和の日本ではサマー・スクールやサマー・キャンプは馴染みのないものでしたが、現在でもそれほど普及しているようには思いません。日本の小中学校では子どもたちは宿題、塾、スポーツクラブなどで忙しく、自分の創造力を高める新しい体験をする時間がないように思えます。カナダではサマー・スクール制度によって通常の学校授業とは異なる体験ができ、子ども達はワクワクしています。
そこで勉強について考えてみました。勉強が大好きという子供もいるでしょうが、一般に子ども達は勉強が「嫌い」ではなくても「好き」とは言えないのが普通ではないでしょうか。勉強することの意味を考えてみることで、とかく受験勉強に偏りやすい日本~東アジアの状況を再考する必要があるように思います。
カナダの教育が日本の教育よりも優れているというつもりはありませんが、日本で起こっている現状~不登校・いじめ・学力低下・自殺増加・大学遊園地化・技術や経済の弱体化など~をみると、将来を担う子供たちの勉強に不安を覚えざるをえません。このような思いの中で著わしました本稿をご一読いただければ誠に光栄です。