バンクーバー便り22『ステブストン』を掲載しました。
投稿日:2024.06.11
皆さん、今日は。
今回のバンクーバー便り22はバンクーバー市南隣のリッチモンド市南部にあるスティーブストンを紹介します。スティーブストンは漁港として古くから知られ、英国人のスティーブスが入植した1870年代に日本人の永野万蔵がサケ漁のために来加していました。またスティーブスの息子によってこの漁村はスティーブストンと命名されました。その後、増加する日本人入植者によってステブストンと呼ばれ、日系人のカナダ進出の拠点になりました。しかし太平洋戦争中の日系人に対するカナダ政府の差別的な政策のため、この地の日系人コミュニティは崩壊し、現在は少数の日系人が生活するのみとなりました。
しかしサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフとも並び称されるほどスティーブストンは風光明媚で新鮮な海産物が豊富なため、安くて良質な魚介類を求める買物客や美味な海鮮料理を楽しむ食客などが集まる観光地になり、映画やテレビドラマのロケ地にもなっています。
私たち家族と友人の6人でこの漁村を訪ねたときの様子をご紹介します。新鮮で脂ののったサーモンをお届けできませんが、この町を少しでも味わっていただければ幸いです。