ラッコリンの小部屋
バンクーバー便り14を掲載しました 投稿日:2023.09.22

バンクーバー便り14を掲載しました。今回はバンクーバーの小学校と中等学校の事情をお伝えします。いずれの学校も娘や友人の姪御さんが通っている学校です。日本の学校と比較していただければ興味深いことがあります。そして、カナダの悲しい歴史の一つですが、先住民寄宿学校の悲惨な同化教育にも触れました。現在のカナダはこの文化的ジェノサイトと呼ばれる歴史の反省から先住民に関する学校教育もしっかりと実施されています。バンクーバー国際空港にお着きになった時、最初に来加者を迎えてくれるのは先住民の作品や生活道具などの展示物です。この地球は誰のものでもなく、人間をはじめ無数の生き物たちが共同利用しているだけですのに、猫の額ほどの土地争いから広大な大地の国盗りまで、人間の傲慢さが生み出す悲劇は数えきれないほどあります。この傲慢さを改める努力は大切ですが、先ずは己の傲慢さに気付き反省する能力が必要かもしれません。中村道彦

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