

メンタルクリニック ラッコリンの院長中村道彦は、時間をかけて丁寧に患者さんのお話を聞きます。
ホームページには初診は30-45分と記載してありますが、実際のところ、30分で初診の診察が終了することはなく、短くて45分、長い時は1時間以上かかることもあります。
初診はすごく重要で、治療の方向性を患者さんや家族と検討するために、中村先生は長い時間をかけています。
そんな中村先生への質問
Q: 中村先生にとって治療とはどのようなものですか?
A: 治療とは、患者さんも治療者も共に成長しあっていくこと。お互いに成長しあっていくことが治療の根源。
患者さんと医者の関係は例えていうならば、登山家とシェルパ(登山家の案内人)の関係に似ている。
登山家が山の頂上に立った時にシェルパも隣に立っている。山の頂上に到達した時、その成功は勿論、登山家の努力にあるのだけれども、その頂に共に挑戦して、一緒に最後まで登り終えたという共感がシェルパにはある。
シェルパは登山の時には必要で、荷物を持ってくれるだけじゃなくて、登山経験があるから、「そこはちょっと危険だよ、そこはこういう風に登ったほうが良いよ。」とか色々と登山家に助言をして、その登山家が転落しないように、少しでも楽に確かな方向で登れるようにサポートする。
実際に努力して登るのは登山家だから、いくらシェルパが上手に誘導したからといって必ずしも成功するわけではない。その人が途中で力尽きるか、最後まで登れるかは、登山家次第。そういった意味で医者の役割はシェルパの役割に似ている。
お互いが違う頂上を目指していたり、違う方向を見たりしないために、常にコミュニケーションを取り、共通理解を得て、相手の気持ちや目的を理解することで、シェルパも協力しやすくなる。
登山家は患者さん、シェルパは僕。
★ラッコリン院長中村道彦は、長い期間精神医療に携わっていますが、患者さんと共に、患者さんのお陰でずっとずっと成長し、進化し続けている医師です。常に、どなたにでも丁寧で紳士的で謙虚な姿勢は、患者さんやスタッフ、同業者や関係者からの信頼が厚い理由の一つだと思います。
↓ ラッコリン来院患者さんのシェルパ 中村道彦