ラッコリンの小部屋
動物物語『バンクーバー物語』第3話(最終話)を図書室に掲載しました。 投稿日:2025.07.10

動物物語『バンクーバー物語』最終話を「ラッコリンの小部屋」図書室に掲載しました。この物語は、シャムネコの「ドロのおシャミ」が泥の中で生まれてからその生涯を終えるまでの波乱万丈のニャン生を描いたものです。おシャミと弟分のボロンの世話役大ネコ(人間)一家が共だって日本からバンクーバーに移り住み、この地の動物たちや大ネコたちと協働して動物互助連盟を設立し、遂に世界平和と環境改善を達成するという大活躍が描かれています。最終の第3話では、大ネコ父さんが不治の病にかかりメイド(安楽死)を受ける決心をしたころ、年老いたおシャミもネコの特殊能力で自らの死を予期し、大ネコ父さんと共に逝くことを決断します。おシャミとお父さんは大ネコ母さんと大ネコお嬢さんの暮らしを側からそっと見守っています。そしてお父さんは最後のメッセージをお母さんとお嬢さんに送ります。

ネコの目を通して、大ネコの愚かで悲しいあり様を温かい眼差しで見守りながら、大ネコも動物の一員という視点にたって平和や環境を守ることを願う物語です。大ネコたちがおバカな喧嘩や鼻天狗ぶりを改め、動物の命の尊さを思い起こす日の来ることを!

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